マカオのカジノ、4年連続2ケタ増収
2014-01-14

マカオのカジノ産業が高成長を続けている。
マカオ政府は2日、2013年のカジノを中心とする賭博業収入が3607億4900万パタカ(4兆7620億円)と前の年に比べ18.6%増えたと発表。
2桁成長は4年連続で、過去最高を更新。業界推計では米ラスベガスの約7倍の規模に拡大したという。
隣接する中国本土からの来訪者に支えられ、世界トップの地位をさらに固めた。
13年12月単月でも334億6000万パタカと前年同月比で18.5%増え、13年10月に次ぐ過去2番目の高水準だった。
専門の調査会社、ユニオン・ゲーミング・リサーチ・マカオのグラント・ガバートセン・アナリストは、需要をけん引してきた高額の賭けに興じるVIP客だけでなく、一般客の着実な増加などから「14年もマカオについての強気の姿勢を変える理由はない」とし、14年も14%の増収を見込む。
香港で上場するカジノ運営会社の株価も大幅に上昇している。
香港のハンセン指数に採用されている銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント・グループ)の株価が昨年1年間で2.3倍に、金沙中国(サンズ・チャイナ)も87%高となったほか、美高梅中国(MGMチャイナ)や新濠博亜娯楽(メルコ・クラウン・エンターテインメント)の株価も1年で2倍以上に跳ね上がるなど、6社とも大幅に上昇している。
【2014年1月3日 日本経済新聞】
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