
ベトナムの南中部に位置するカインホア省のホントレ島で近く、2000億円を超える規模の統合型リゾートが新たに開発される可能性が出てきた。
現地メディアの報道によると、複合企業ビングループ・ジョイントストック・カンパニーの子会社でレジャー・ホスピタリティ企業のビンパール(Vinpearl Co)が、カジノ、1200室を持つ5つ星ホテル、コンベンションセンターそして交通システムなどを含む新リゾートの開発を提案している。同社はまた、今後さらに5つ星、6つ星のホテルを開発するための土地整備も提案している。
開発費は50兆ベドナムドン、日本円でおよそ2,300億円。ベトナムの現在のゲーミング規制の下では、カジノライセンスの取得条件として、新リゾート開発に最低20億米ドル(約2150億円)の投資が求められている。
現在、ベトナムでは、2020年6月にソフトオープンしたホイアン郊外にあるサンシティグループのホイアナなど、8つのカジノが合法的に営業している。
VNExpressによると、ビンパールの提案は、ホントレ島で進むホテルおよびヴィラ開発やゴルフコース開発などを含む一連の計画を、カジノを追加できる規模と投資水準に拡大するためのものだという。
第1フェーズ開発は25兆7000ドン(約1200億円)の投資で、2024年までに稼働する新カジノが含まれる予定。カジノにはゲーミングテーブル200台、電子ゲーミング機2000台が設置される。
2025年末までに完成予定の第2フェーズでは、1200室のホテル客室、コンベンションセンター、交通・技術インフラ、そしてより幅広いオプションを提供するエンターテイメント施設が追加される。カジノは同施設内に設置されることになっている。
今回の提案が承認されれば、2019年8月に承認され、2023年にオープン予定のカムラン計画に続く2つ目のカジノとなる。
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