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お台場で『国際観光産業振興推進シンポジウム』開催

2012-04-03

カジノを核に、ホテルやブランドショッピングモール、コンベンションセンター、ショーシアターなどから構成される統合型リゾート(IR)について、国内の開発において期待される経済効果や雇用創出の効果とクール・ジャパンや文化芸術の世界発信の拠点としての役割を広く一般に知ってもらおうと、『国際観光産業振興推進シンポジウム』(国際観光産業振興推進シンポジウム事務局主催)が、3月31日(土)、お台場のヴィーナスフォート(東京都江東区)で開催されました。

シンポジウムは、企業によるプレゼンテーション、溝畑宏前観光庁長官らの鼎談、現職議員・文化人らによるパネルディスカッションの三つのセッションで実施され、IR開発による観光産業の活性化や地域の再生、税収増、雇用創出、文化の発信拠点としてのIRなど、幅広いテーマで意見が交わされました。

企業のプレゼンテーションでは、MGMリゾーツ・インターナショナル上級副社長 アラン・フェルドマン氏と、マリーナベイサンズ社長・CEO ジョージ・タナシェヴィッチ氏が登壇。
アラン・フェルドマン氏は、ラスベガスにおけるIR開発の歴史を紹介し、法整備や適正な規制の下、カジノが健全に成長してきた過程を説明しました。
また近年の大規模なIR開発例として、シティセンターの展開を上げ、ホテルやブランドショッピングモールなどが、来訪者の増加に貢献していることを述べました。

ジョージ・タナシェヴィッチ氏は、シンガポールでのIR展開の成功を紹介するとともに、日本でのIR開発地としてお台場を想定したマスタープランを説明。
IR全体のシンボルとなる建築物については、アコヤガイの中にパールが浮いているデザインや鯉をモチーフにした、特徴的な建築デザインのパースを披露しました。
また、IR開発における経済効果についても触れ、お台場で4,000~5,000億円規模の投資額によるIR開発が行われた場合の試算として、8,210億円の付加価値の創造、109,900人の雇用の創出が見込めることを紹介しました。

続いて、「国家成長戦略の柱としての国際観光産業振興による東アジアのハブ復権」をテーマに、溝畑宏前観光庁長官、松沢成文前神奈川県知事、谷岡一郎大阪商業大学学長が鼎談を実施。

溝畑氏は、少子高齢化が進む社会情勢の中、外需の拡大と雇用創出を見込むIR開発を、国家の成長戦略として位置づけることの必要性を説明。
訪日外国人の数がアジア諸国より少ないことに触れ、さらなる国際観光産業の振興を期するため、早急にIR導入を進めていくことの重要性を強調しました。

さらに文化・芸術の発信基地でもあるIRへの期待について、衆議院議員・古賀一成氏(国際観光産業振興議員連盟会長)、衆議院議員・下村博文氏(自民党シャドウキャビネット文部科学大臣・国際観光産業振興議員連盟副会長)、衆議院議員・池坊保子氏(華道家元池坊家元夫人・国際観光産業振興議員連盟副会長)、歌舞伎役者・市川團十郎氏、日本画家・藤島博文氏、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社、芸術文化・政策センター主席研究員 センター長・太下義之氏が登壇し、パネルディスカッションが行われました。

パネルディスカッションでは、IRを通じた日本文化の発信について意見が交わされ、歌舞伎役者の市川團十郎氏は、ラスベガスで発表されたショーなどが世界へ展開されることを述べ、文化を発信する拠点としてIRへの期待を話し、その中で、歌舞伎や狂言をはじめとした日本ならではの古典が担える役割は多いと考えていることを話しました。

当日会場では、来場者の方々に本場のカジノの雰囲気やゲームの楽しさを伝えるため、バカラやブラックジャック、ルーレットが体験できるテーブルが設置されました。
各テーブルにはプロのディーラーが付き、来場者へゲームのルールを教えながら、実際にゲームを行いました。

家族連れでシンポジウムに訪れていた女性は、「以前にカジノでゲームをしたことがあったが、日本でもゲームができて嬉しかった。」と、家族でカジノを体験した感想を話していました。

当日は約500人の市民が来場し、カジノテーブルでゲームに参加するなど、思い思いにカジノの雰囲気を体験していました。

【2012年4月2日 CNET Japan】

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